境界性パーソナリティー障害【新潟のカウンセリングはハートエステサロン毬穂】 
query_builder 2026/08/18
ブログ
さ

Sさんはお子さんが

境界性パーソナリティ障害と診断され

衝撃を受けると同時に

やっぱりかという腑に落ちる感覚も。


疾患は育て方の問題ではありません。

Sさんはずっと自分の育て方が悪かった

そう自分を責めていました。


その部分は安心できたところがあると思います。

その後には受け入れるという作業がありました。


*******************


どうして私の子が?

私何か悪いことした?

私が死んだらこの子は?

いっそ一緒に死のうか?


その気持ちとてもとても分かります。


私にできることは

説得でもなく

受容でもなく

ただただ共感でした。


*****************


人生は大変。

死んでしまったらどんなに楽か。


本当にそう思います。


だけど生かされている限り生きるしかなくて

死ぬより辛いかもしれない生きること

だけど死ぬより気高い行為だと

体の深いところでわかっているから

今日も生きている。

悲しみに押しつぶされそうになりながら。


*****************


だけど生きることを選んでいる

選ばざるを得ない自分。


それだけで120点満点なのではないでしょうか。


生きているだけで何も欠けることはないのです。



ハートエステサロン毬穂

堀川真理


※プライバシーに配慮し内容を加工しています。



境界性パーソナリティ障害の方への関わり方

感情の波に飲まれず、関係を守るために

境界性パーソナリティ障害(BPD)の方は、 感情が一気に高まりやすく、 人間関係が「近すぎる」か「遠すぎる」かの両極端になりやすい特徴があります。

そのため、周囲の人は 「どう接したらいいのか分からない」 「振り回されて疲れてしまう」 と感じやすくなります。

ここでは、BPDの方と関わる際の“心の守り方”をまとめます。


① 感情の波は「病気の特徴」であり、本人の性格ではない

境界性の方は、感情が急激に高まりやすく、 その波が一気に押し寄せます。

  • 急に怒りが強くなる

  • 急に不安が強くなる

  • 急に泣き出す

  • 急に「見捨てられた」と感じる

これは性格ではなく、 脳の感情調整が難しい状態です。

まずは、 「本人の性格ではない」 と理解することが大切です。


② “見捨てられ不安”を刺激しない

境界性の方は、 「見捨てられること」への恐怖が非常に強いです。

● 刺激しやすい言葉

  • 「もう知らない」

  • 「勝手にして」

  • 「あなたのせいで疲れた」

  • 「距離を置く」

これらは、本人の不安を一気に高めます。


③ しかし「過度に近づきすぎる」と関係が崩れる

境界性の方は、 距離が近すぎると依存が強まり、 関係が苦しくなります。

● 過度に近い関わりの例

  • 毎日長時間の相談に乗る

  • すべての問題を解決しようとする

  • 相手の感情に巻き込まれる

  • 自分の生活を犠牲にする

これは支援ではなく、 共倒れの関係になってしまいます。


④ 大切なのは「優しい境界線」

境界性の方への関わりで最も重要なのは、 優しく、しかし明確な境界線を保つこと。

● 優しい境界線の例

  • 「今日はここまで話そうね」

  • 「あなたの気持ちは大事。でも私はできる範囲で関わるね」

  • 「急に返事ができない時もあるけれど、見捨てるわけではないよ」

  • 「あなたの気持ちを否定しない。でも私は私のペースで話すね」

境界線は「拒絶」ではなく、 関係を守るための枠組みです。


⑤ 感情の嵐のときは「共感+落ち着き」

境界性の方が感情の嵐に飲まれているとき、 最も効果的なのは次の2つです。

● ① 共感

  • 「つらかったね」

  • 「不安が大きかったんだね」

  • 「その気持ちは自然だよ」

● ② 落ち着いたトーン

  • 声を荒げない

  • 反論しない

  • 感情で返さない

“共感しつつ落ち着く”ことで、 相手の感情の波が静かに下がります。


⑥ 「正論」や「説得」は逆効果

境界性の方が感情の波の中にいるとき、 正論はほぼ届きません。

  • 「そんなこと気にしなくていい」

  • 「考えすぎだよ」

  • 「普通はこうするよ」

これらは、 「理解されていない」という痛みを強めるだけです。


⑦ 自分の限界を守ることが最優先

境界性の方と関わると、 支援者・家族が疲れ切ってしまうことがあります。

  • 相談が長時間になる

  • 感情に巻き込まれる

  • 自分の生活が乱れる

  • 罪悪感が強くなる

しかし、 自分の限界を守ることは“冷たい”のではなく、関係を守るために必要なこと。


⑧ 専門家の支援を組み合わせる

境界性の方は、 専門的な支援が非常に効果的です。

  • カウンセリング

  • 心理療法(DBT・スキーマ療法など)

  • 医療機関での相談

  • 家族支援

家族やパートナーだけで支えるのは、 負担が大きすぎます。


まとめ

境界性パーソナリティ障害の方への関わり方は、 「優しく寄り添う」+「境界線を守る」の両立が鍵。

  • 感情の波は病気の特徴

  • 見捨てられ不安を刺激しない

  • 過度に近づきすぎない

  • 優しい境界線を保つ

  • 共感+落ち着いたトーン

  • 正論は逆効果

  • 自分の限界を守る

  • 専門家の支援を組み合わせる

このバランスが整うと、 本人も周囲も少しずつ楽になり、 関係が安定していきます。



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