喪失悲哀のワーク【新潟のカウンセリングはハートエステサロン毬穂】 
query_builder 2026/08/29
ブログ
w

少し前からおいでになっているZさん


前回で終結になるかなと思っていたのですが

まだ少し気になるところがあると

ご予約をいただいていたのです。


******************


Zさんはご友人を事故で失うという

衝撃的な出来事に遭遇しました。


あまりにも突然で本当のこととは信じられず

半年くらい無感覚の中にいました。


最近突然の喪失感を感じて眠れなくなり

胸がつぶれると思うほどの不安におそわれるように。


「喪失」「悲哀」のワークが必要でした。

サイコドラマの椅子の上で

友人と話をすることを試みました。

ずっと伝えたかったこと

伝える機会を失っていたこと

言葉にしてたくさんの涙を流されました。


そんなワークを3回行い4回目の予定でした。


****************


Zさんから電話がかかってきました。

予約の日はイベントに参加することになったので

キャンセルしてほしいとのこと。


Zさんのその声を聴いて嬉しくなりました。

楽しいイベントに参加できるようになったこと。

「今落ち着いています」という言葉。

本当に良かった。


「また予約取り直します」の声に

「苦しくなったらでいいですよ」と答え。


ああ、楽になったんだなと

心から嬉しく思いました。



ハートエステサロン毬穂

堀川真理


※プライバシーに配慮し内容を加工しています。



喪失悲哀のワーク

大切なものを失った心が、少しずつ前へ進むために

大切な人・大切な関係・大切な役割を失うと、 心は深い揺れに包まれます。

  • 涙が出る

  • 何も感じない

  • 罪悪感がある

  • 怒りが湧く

  • ぽっかり穴が空いたような感覚

  • 日常が遠くなる

これはすべて、自然な悲哀反応です。

喪失悲哀のワークは、 この揺れを「安全に」「ゆっくり」扱うための心の作業です。


① 悲しみを“正しい反応”として扱う

喪失の悲しみは、弱さではありません。

  • 愛していた証

  • 大切にしていた証

  • 心が深く結びついていた証

悲しみは、あなたの心の豊かさの表れです。

まずは、 「悲しんでいい」 「悲しみは自然な反応」 と理解することが、ワークの第一歩です。


② 「今の自分の状態」を見つめる

悲哀のワークでは、まず“今の状態”を静かに観察します。

● 自分に問いかける言葉

  • 今、どんな気分だろう

  • 体はどんな感じだろう

  • どこが重い?どこが痛い?

  • 何が一番つらい?

状態を言葉にすることで、 悲しみが「扱える形」になります。


③ 喪失の“場面”を丁寧に扱う

悲哀は、出来事そのものよりも 「場面」に残ります。

  • 最後に見た表情

  • 最後に交わした言葉

  • あの日の空気

  • 伝えられなかった思い

  • もっとできたかもしれないという後悔

この場面を丁寧に扱うことで、 心の緊張がゆっくりほどけていきます。


④ 「残っているもの」を見つける

喪失のワークでは、 失ったものだけでなく、 今も自分の中に残っているものを探します。

● 例

  • あの人から受け取った優しさ

  • 自分の中に残っている価値観

  • 一緒に過ごした時間の温度

  • 大切にしたいと思えるもの

“まだあるもの”に触れることで、 心の底が少し支えられます。


⑤ 悲しみの中で「自分を肯定する」

喪失の悲哀には、 罪悪感や後悔がつきまといます。

  • あの時もっとできたかもしれない

  • あんな言い方しなければよかった

  • 最後まで寄り添えなかった

しかし、悲哀のワークでは 「その時の自分は、その時できる精一杯だった」 と静かに肯定します。

これは悲しみを軽くするのではなく、 悲しみを“安全に抱えられる状態”をつくるための作業です。


⑥ 小さな未来をひとつ描く

悲哀のワークの終盤では、 「小さな未来」をひとつだけ描きます。

  • 明日、少し散歩する

  • 好きな飲み物を飲む

  • 誰かと短い会話をする

  • 花を一輪飾る

大きな未来ではなく、 “心が負担なく受け取れる未来”を描くことが大切です。


⑦ 悲しみを「閉じる」のではなく「着地させる」

悲哀のワークは、 悲しみを消すためのものではありません。

悲しみを 安全に着地させるためのプロセスです。

悲しみは、完全に消えることはありません。 しかし、形を変えながら、 あなたの中で静かに生き続けます。

その形を整えるのが、喪失悲哀のワークです。


まとめ

喪失悲哀のワークは、 悲しみを癒すのではなく、悲しみと安全に出会い直すための作業。

  • 悲しみを正しい反応として扱う

  • 今の状態を見つめる

  • 場面を丁寧に扱う

  • 残っているものを見つける

  • 自分を肯定する

  • 小さな未来を描く

  • 悲しみを安全に着地させる

これらをゆっくり積み重ねることで、 悲しみはあなたを壊すものではなく、 あなたの人生を静かに支える力へと変わっていきます。



NEW

  • 子どものことで悩んでいると思ったら【新潟のカウンセリングはハートエステサロン毬穂】 

    query_builder 2026/10/23
  • 生きている意味がないんじゃないか【新潟のカウンセリングはハートエステサロン毬穂】 

    query_builder 2026/10/22
  • 思い込みを捨てたら問題じゃなくなる【新潟のカウンセリングはハートエステサロン毬穂】 

    query_builder 2026/10/21
  • 不登校を乗り越えて高校生活【新潟のカウンセリングはハートエステサロン毬穂】 

    query_builder 2026/10/20
  • カウンセラーなのに撃沈【新潟のカウンセリングはハートエステサロン毬穂】 

    query_builder 2026/10/19

CATEGORY

ARCHIVE