お子さんが結婚生活で悩み
離婚を考えていることを何とか止めたくて
Oさんがカウンセリングにいらっしゃいました。
Oさんはお子さんの離婚を
何としてでも阻止したいのです。
離婚しないことがお子さんの幸せだと信じていました。
**************
お話をお聴きしているうちに
Oさんはそれは子どものためではなく
自分のためだったことに気づいていきます。
世間体はもちろん大いに気になる。
それよりも孫はどうなる
経済はどうなる
将来はどうなる…
子どもの人生をまるで自分の人生のように
二重写しにしていたのです。
***************
Oさんは自分が自分の母親の
言うとおりに人生を歩いてきたことに気づきます。
だから
自分の子どもも自分の思うとおりに
人生を生きるとばかり思っていました。
自分の母親とも子どもとも
分離ができていなかったのです。
それに気が付いたOさんは
今やっと自分の人生を自分で決めよう
子どもの人生は子どもが決めるということに
考えが至ったのです。
人生100年時代。
Oさんの人生はまだまだ半分あります。
希望が詰まっています。
ハートエステサロン毬穂
堀川真理
子どものことで悩んでいると思ったら
子どものことが心配でたまらない。
学校のこと、友だちのこと、勉強のこと、ゲームのこと、将来のこと。
親であれば、子どものことで悩むのは自然なことです。
むしろ、心配しているからこそ悩むのでしょう。
ただ、ときどき立ち止まって考えてみてほしいことがあります。
それは、
「私は本当に子どものことで悩んでいるのだろうか?」
という問いです。
子どもの悩みと親の不安は違う
例えば、
「このまま学校に行けなくなったらどうしよう」
「将来ちゃんと自立できるのだろうか」
「周りの子に遅れてしまうのではないか」
こうした心配は、子どもの現状から生まれているようでいて、実はまだ起きていない未来への不安であることも少なくありません。
子どもに起きている問題と、親の頭の中で広がっている不安は、似ているようで別のものです。
不安が大きくなると、目の前の子どもよりも、想像の中の未来に意識が向いてしまいます。
すると、子どもを見ているつもりが、不安を見ている状態になっていくのです。
子どもは「問題」ではない
親が苦しくなっているとき、
無意識のうちに子どもを「解決すべき問題」として見てしまうことがあります。
もっと頑張らせなければ。
もっと変えなければ。
何とかしなければ。
そう思うほど、親も苦しくなり、子どもも追い詰められてしまいます。
でも、本来子どもは問題ではありません。
一人の人間です。
迷い、失敗し、立ち止まることもあります。
その姿を見守ることは簡単ではありませんが、子どもの成長は親の思い通りに進むものではないという現実もあります。
本当に苦しいのは誰だろう
カウンセリングの場で話を聞いていると、
「子どもが心配なんです」
と話し始めた方が、
しばらくすると、
「実は私自身が苦しいんです」
という言葉にたどり着くことがあります。
眠れない。
気持ちが休まらない。
誰にも相談できない。
子どもの問題を抱えているようでいて、実は親自身が限界に近づいていることもあるのです。
そんなときは、まず親自身の心をいたわることが大切です。
親が弱音を吐いてはいけないというルールはありません。
支える人にも支えが必要なのです。
子どもを信じるということ
「信じる」という言葉を聞くと、
何も心配しないことのように思われるかもしれません。
でも実際は違います。
心配しながらも見守る。
不安を感じながらも待つ。
答えが見えなくても関わり続ける。
それが本当の意味で信じることなのかもしれません。
親が先回りしてすべてを解決しようとすると、子どもが自分で乗り越える機会を奪ってしまうこともあります。
子どもには子どもの力があります。
その力を信じてみることも、とても大切な支援です。
おわりに
もし今、子どものことで悩んでいるのなら、
「私は何に苦しんでいるのだろう」
と一度自分自身に問いかけてみてください。
子どもの問題なのか。
未来への不安なのか。
それとも、自分自身の孤独や疲れなのか。
その違いが見えてくるだけでも、心は少し軽くなることがあります。
子どもを支えるために、まず親自身が安心できる場所を持つこと。
それは決してわがままではなく、親子の関係を育てていくための大切な土台なのだと思います。
子どものことで悩む親御さんはたくさんいます。でも、悩みの奥には「この子を大切に思っている」という愛情があります。だからこそ、ひとりで抱え込まず、ときには自分の気持ちにも耳を傾けてあげてください。親が安心すると、不思議なくらい子どもも安心していくことがあります。
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