【新潟 カウンセリング】中学生が相談に来るとき④
query_builder 2021/08/23
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きちんと問題として取り上げてくれる



生徒は心に引っ掛かりがあるから、相談に来ます。

聴いてもらうだけですっきりし、自分で解決に向かえることも多々あります。


しかし、生徒指導上の問題が隠れている場合も多いものです。

そんなとき、「傾聴」し「共感」するだけでは、

実は相談者の不安や苦しい気持ちは晴れません。

大事(おおごと)にしたくないので、動いてくれるなと言う生徒もいます。


それでも「ここが問題点でこうする必要がある」

ということをはっきり伝え、方法も具体的に示します。

そして相談者の納得を得て問題解決(生徒指導)につなげます。


生徒は「大事にしたくない」という気持ちと

「あなたの悩んでいることは重要なこと」

と言われたい気持ちをもっています。

「たいしたことないよ」

「みんな同じだよ」

「気にしない気にしない」

という言葉が返ってくると

「気にしないことができないから相談しているのに・・・」

という悔しい思いを抱きます。


生徒の相談内容は、まずは大切に扱う必要があるのです。 


*****************

父親から虐待を受けている生徒が

私に相談しに来ました。

中2の男子でした。


よく頑張ってきたことをねぎらい

相談してくれたことに感謝を伝えました。

そして聞いてみたのです。

「今まで相談できた人はいなかった?」


「1年の時の(男性の)担任の先生に話したら

『人生一つや二つ辛いことはみんなもっている。

みんな頑張っているのだからお前も頑張れ』

と言われました」


その先生には悪気はないでしょう。

励ましたつもりでしょう。

話を聴いたつもりでしょう。


音声的には聞いていても

気持ちは聴いていないと感じました。


(続く) 中学生が相談に来るとき⑤

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