Dさんは正義感が強く
人の間違いや怠けを見ると
我慢できなくなります。
ついつい注意をしてしまいます。
ある日更衣室から聞こえてきた同僚の会話が耳に入り…
**************
「Dさんはいつも自分が正しいと思っている」
「すごく人を見下した言い方するよね」
「同じこと言うのだって言い方があるよね」
Dさんは聞こえていたことはとても言えず…
その日家に帰ってからショックで立ち直れなくなり
次の日職場に行くのがとても大変になり
仕事にも集中できず
お昼もみんなと同じ部屋でとることができなくなりました。
***************
Dさんは心当たりがあるので深く後悔し
自分を責めて、人と接するのが怖くなりました。
仕事にはなんとか行けているDさんですが
憂鬱で朝起きられなくなったころに
毬穂を訪ねていらっしゃいました。
****************
強く言いすぎてしまうDさんの背景には
やはり両親との関係が潜んでいました。
Dさんの父母はしつけと称して
幼いDさんを正座させ激しい叱責をしたそうです。
言い訳をすればさらにひどくなります。
幼いDさんは黙って時の過ぎるのを
待つことしかできませんでした。
****************
自分が悪かったのではなかった。
それがわかったDさんは心から解放された気持ちになりました。
辛かった子ども時代の自分の気持ちを癒し
肩の力が抜けたDさんは
優しい表情をするようになりました。
職場の同僚との関係も良くなりました。
心のトゲはやっぱり抜かないと
自分や周りを刺してしまいます。
間に合ってよかったです。
ハートエステサロン毬穂
堀川真理
※プライバシーに配慮し内容を加工しています。
攻撃的になりそうなときの対処
怒りのエネルギーを安全に着地させるために
人は誰でも、攻撃的になりそうな瞬間があります。
イライラが止まらない
言葉がきつくなりそう
つい相手を責めたくなる
体が緊張して、怒りが噴き出しそう
これは性格ではなく、 心が「これ以上は無理」と訴えているサインです。
攻撃性は、心の防衛反応。 だからこそ、丁寧に扱うことで安全に収まります。
① まず「攻撃性は悪ではない」と理解する
攻撃的になりそうなとき、 多くの人は自分を責めます。
でも本当は、 攻撃性は“心を守るためのエネルギー”です。
傷つきたくない
無視されたくない
理不尽を受けたくない
自分の価値を守りたい
この気持ちが強くなると、 怒りという形で表面化します。
責める必要はありません。
② 体の反応を落ち着かせる(怒りは身体反応)
怒りは「感情」よりも先に、 身体が反応している状態です。
心拍が上がる
呼吸が浅くなる
肩が上がる
顎が固くなる
この身体反応を落ち着かせると、 攻撃性は自然に弱まります。
● できること
ゆっくり長く吐く呼吸(吸うより吐く)
肩を後ろに回して下げる
顎の力を抜く
手をぎゅっと握ってゆるめる
身体がゆるむと、怒りの波は静まります。
③ 「今の気持ち」を短い言葉でつぶやく
怒りは、言葉にすると強度が下がります。
● 例
「今、イライラしてる」
「ちょっとしんどい」
「余裕がない」
これは相手に言う必要はなく、 自分に向けてつぶやくだけで効果があります。
怒りの正体が見えると、攻撃性は弱まります。
④ その場から一度離れる
攻撃的になりそうなときは、 「距離を取る」ことが最も安全です。
● できること
トイレに行く
水を飲む
深呼吸できる場所に移動する
5分だけ席を外す
距離を取ることは逃げではなく、 関係を守るための行動です。
⑤ 攻撃性の裏にある“本当の感情”を見つける
攻撃性の奥には、必ず別の感情があります。
悲しみ
不安
無力感
孤独
失望
期待が裏切られた痛み
怒りは「二次感情」と呼ばれ、 本当の感情を守るために出てきます。
攻撃的になりそうなときは、 「本当は何がつらい?」と静かに問いかけると、 心が少し落ち着きます。
⑥ 攻撃的になりそうな場面を“パターン化”しておく
攻撃性は、特定の場面で出やすい傾向があります。
無視されたと感じたとき
理不尽な言葉を受けたとき
自分の努力が評価されないとき
相手が感情的になったとき
過去の傷が刺激されたとき
この「場面」を知っておくと、 攻撃性が出る前に対処できます。
⑦ 攻撃性を“安全な方向”に流す
攻撃性をゼロにする必要はありません。 大切なのは、安全な方向に流すことです。
● できること
紙に書き出す
クッションを強く抱く
歩く・体を動かす
深い呼吸を繰り返す
信頼できる人に「少しイライラしてる」とだけ伝える
攻撃性は、出口があれば静まります。
⑧ 攻撃的になりそうな自分を責めない
攻撃性は、 あなたが悪いから出ているのではありません。
攻撃性は、 心が限界を迎えたときの“防衛反応”です。
責める必要はありません。 恥じる必要もありません。
丁寧に扱えば、 攻撃性はあなたを傷つけるものではなく、 心を守るためのエネルギーになります。
まとめ
攻撃的になりそうなときの対処は、 抑えるのではなく、扱うこと。
身体をゆるめる
短い言葉で気持ちをつぶやく
距離を取る
本当の感情を見つける
場面のパターンを知る
安全な方向に流す
これらを丁寧に積み重ねることで、 攻撃性はあなたを傷つけるものではなく、 心を守るためのエネルギーに変わっていきます。
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