【新潟 カウンセリング】 中学生が相談に来るとき③
query_builder 2021/08/22
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逆に怒られることはない



1.やっと相談したのに


相談に来たのに、

「それはあなたが悪いんじゃない?」

「どうしてそんなことしたの?」

「そういう時はこうすればいいんだよ」

などと言われたら、もう二度と話すもんかという気持ちになります。

求めていたものは、まず気持ちを受け止めわかってもらうということ。

このような対応は教育相談として一番まずい対応です。


かく言う私も、疲れていたり油断していたりすると、

このような対応をしてしまったことがありました。

そんな時生徒は決まって、「もういいです」と率直に答えてくれ、

私に気づかせてくれました。



2.感情に焦点を当てる


人が相談をする時、How toを求めてくることはまれです。

いや、「どうしたらいいですか」と

表面的にHow toを求めてくる形をとる時もありますが、

まずは気持ちをわかってもらえないと、「はい。でも・・・」と

こちらの意見には耳を貸しません。


まず、十分に相談者の気持ちを受け止め、共感を伝えることです。

苦しい感情がひと段落すると、知的活動ができるようになってきます。

その時にアドバイスや意見を伝えると、

相談者は参考にして進んでいくことができるようになります。

この状態ならば、「私はここが違ったと思うよ」と指導的な内容も

すんなりと聞き入れ、「怒られた」とは感じることはありません。


生徒は、自分をより伸ばし教え導いてくれる人には

反抗心ではなく信頼を寄せて来ます。

厳しいことを言われても、受け入れることができます。


どんなに理屈が通っていなくても、沸き起こる感情には間違いはありません。

正しい感情と間違っている感情はないということです。

ですから、感情はすべて受け止め、否定しないことが大切です。


まずは、生徒が相談してよかったという気持ちになれば成功です。


(続く) 中学生が相談に来るとき④

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