【新潟 カウンセリング】サイコドラマを使った家族療法② 

query_builder 2021/09/15
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シ

この事例は毬穂が教師時代手掛けたものです。

個人が特定できないように加工しています。

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少しして、まどかの母親からまたも相談がありました。

家庭内暴力が収まらないどころか、いっそう深刻になっているということでした。  


私はまどかを呼び、「お父さん、怖いの?」と訊きました。

まどかはわっと泣き出し、

「お父さんは子どものころ私を殴っていました。

悪いことをすると長い間正座させられ、必ず殴られました。

怖くて怖くて・・・」


私「今も殴るの?」


まどか「さすがに中学校に入ってからはなくなりましたけど、

 怖くて怖くて・・・。私ずっとお父さんに

 怒られないように気を遣って暮らしている。

 学校で何か悪いことをして電話がかかってくるとすごく怖い。

 だから、失敗しないようにやりたいことも我慢して・・・。」


私「よくがんばってきたね。辛かったね。」

まどか(しばらく号泣している)

私「お母さんにもお父さんは手を上げるの?」

まどか「・・・それはなかったけど、お母さんは何もできない。

 私が殴られていても見ているだけ・・・」



私「まどかはどうしてお母さんを殴るの?」

まどか「わからない。お母さんの口うるささにいらいらしてくると、つい・・・」

私「お母さんに悪いって思う?」

まどか「思わない。いい気味だって思う・・・」

私「・・・子どものころに怖かったこと、殴られたことを、

 今になって復讐しているのかな?お父さんには怖くてできないから、お母さんに」

まどか「そう、そんな感じです!殴っている時、

 殴られていた時のことが時々出てくる」


私「そうか。まだまだ残っているんだね。消えるはずないもんね。

 痛かったし怖かったし、誰も守ってくれなかったし」

まどか(黙って泣いている)

私「だけどさ、復讐は危険だよ。不幸しか生まないよ。

 お母さんを傷つけるよ。あなたの気持ちをお父さんとお母さんに伝えよう。

 わかってもらおう。そして謝ってもらおう」


まどかは泣きながらうなずきました(


(続く)

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