【新潟 カウンセリング】 サイコドラマを使った家族療法④完結編

query_builder 2021/09/15
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シ

この事例は毬穂が教師時代手掛けたものです。

個人が特定できないように加工しています。

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しばらくして私は父親になぜ体罰を使ったのか訊きました。

父親はしばらく沈黙し、


「・・・まどかに立派な人になって欲しかったから・・・」

と絞り出すように言いました。


私は父親の後ろに回り、「まどかが大事だから」と言いました。

父親は涙を流します。


さらに続けて「まどかを愛しているから」と私が言うと

父親はしゃくりあげて泣きました。


私が父親に「言葉にしてください」と促すと、

「・・・まどかが大事だから。まどかを愛しているから。

・・・でも、間違っていた、ごめん、ごめん、ごめん・・・」

と謝り続けました。


母親も一緒に謝り続けました。    


このあと、まどかの家庭内暴力はぴたりとおさまりました。    


(完)


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この事例は、サイコドラマの手法を用いた処置です。

「話」として伝えるのではなく、

「対話」をすることに重きを置きました。


症状を出している人物が問題なのではなく

その人物を取り巻く環境(家族)の問題としてとらえます。

そして一番弱い人物が症状を出す。

家族システムの問題としてとらえます。


ただ、普通の学級担任ができることではありません。

まどかの場合は担任の私がカウンセラーであったという

たまたまのめぐりあわせが彼女を救ったことになります。


本当は相当数の「まどか」が学級にいます。

それを教師が支えるのは不可能に近いとも感じています。


早く教師カウンセラーを!!

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